日々是雑言
二流ライターを営む筆者の近況、日々のニュースへの感想などを、斜めに歪んだ視点とひねくれまくった根性で味付けて書きつづります。


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♪しんではなみがさくのなら〜 おてらやおはかは はなざか〜り〜
 筆者が常に持ち歩いている財布の中に、黄色い「臓器提供意思表示カード」が入っている。家内も同様で、互いのカードには相手の署名がしてある。以前は、「2.私は心臓が停止した死後・・・」の方にマルをつけていたが、最近書き換えた際に「1.私は脳死の判定に従い・・・」の方に変更した。

 この夏に臓器移植法が改正され、近々未成年者からの脳死による臓器移植が国内でも可能になったり、家族に限って優先的に臓器を譲り渡す相手を指名できるようになるようで、移植医療の普及という観点から良いことであろうと思うのだが、それに関して気がかりなニュースもある。この春ごろから半年以上も、国内では脳死による臓器移植が一例も行われていないというのだ。

 いろいろ理由はあるようだが、ひとつには「改正新法成立後初のケース」として大々的に報じられるのがいやで、どの医療機関もかえって実施に慎重になっている、というメンタルな事情が大きいとも聞く(改正法の施行は確か来年からなのだが)。

 特に今回の改正は、「脳死を人の死として認める」「本人が明らかに拒否していない限り、家族の同意で臓器を提供できる」「15歳未満の臓器提供も可能」というのが眼目であるらしいから、この微妙な時期に旧基準による移植を実施していたずらに注目を浴び、倫理面まで云々されると、痛くもない腹をさぐられたりして以後何かとやりにくいのであろうとも察せられる。

 それにしてもこういう、「死」という現象を倫理的に扱うのは、医学ではなく宗教や哲学の役目だと思うのだが、寡聞にして宗教者や哲学者が、脳死や臓器移植について明確な基準を提言したというニュースを耳にしたことがないのは、まことにもって納得のいかない話である。

 最近とくに都会では、寺院や僧侶を介さずシンプルに葬儀・告別式をおこなう「個葬」が流行しているらしい。新聞記事などでは、近年の不況と結びつけて経済的な理由が大きいとしているようだが、筆者には上のような件に関する宗教者の怠慢なども、まんざら無縁でないような気がしてならない。

 「こころ」「倫理」といった、科学では線を引きにくい分野について積極的に指針を示そうともせず、それ以前に議論を提示しようともしないとしたら、宗教や哲学など人の世に無用であるから、いっそまとめてドブに捨ててしまうべきではないかと思ったりするのは、おそらく筆者だけではあるまい。

追記/この記事を書き終えた直後、国内で82例目にあたる「脳死による臓器移植」が287日ぶりにおこなわれるというニュースが報じられた。もちろん未施行の改正法による新たなケースではなく、「意思表示カードを持ち、家族も提供を承諾した」という、従来通りの基準によるものである。何はともあれ脳死された20代の女性のご冥福と、臓器を提供されるかたがたの健康改善を、かげながらお祈りしたい。

♪ええかげんなやつやけん〜 ほっといてくれんさい〜
 最近独立系(新聞・放送が後ろにいないという意味で)のネットニュースを見ていると、「鳩山政権早くも公約破り」といったたぐいの見出しをよく目にする。どういう事かというと、以前から民主党が掲げてきた、「記者クラブ制廃止」がいまだ実践されていない、ということであるらしい。要するに大手マスコミのみが加入できる記者クラブだけが、政府・官庁・警察関係の会見を統制し、事実上情報を独占しているこれまでの状態を改善しなければならない、という公約が守られていないという不満であるらしい。

 筆者の知る限り、最初にこのたぐいの記事が載ったのは首相の就任会見直後であった。読んだ瞬間筆者は思わず、「アホかこいつは」と口走ってしまった。前日政権を発足させたばかりの首相が、次の日から記者会見を完全オープンにしてくれて、誰でも記者会見場に入れてもらえると考えていたとしたら、この記事の執筆者はずいぶんおめでたい頭脳の持ち主か、よっぽど現場感覚というもののない、安楽椅子探偵ならぬ「キーボード記者」なのだろうと思う。
 テロ防止のための記者登録や身分証明、人員増加による混乱防止のための進行手順の確立とマニュアル化だけでも、今日決めて明日から実行といかないのは、運動会や文化祭の実行委員のひとつもやったことのある児童生徒でもわかる話だと思うのだが。

 この件に限らず、新政権の「公約破り」「マニフェストのブレ」があちらこちらのマスコミを賑わせているが、そういう事はせめて半年一年もたって、最初の予算が成立して執行され始めてから論ずるべきであって、閣僚や議員が案件ごとに少しでも矛盾するような事を口走るたびに、鬼の首でも取ったように「公約違反」「閣内不統一」「ブレ発言」と騒ぎ立てるのでは、論ずる側の雅量が疑われるというものだ。

 筆者は民主党の公約実行について、少なからずその内容自体と実行力の双方に危惧を抱いている国民の一人ではあるが、それでも次の総選挙くらいまでは、「とりあえずお手並み拝見」というスタンスをなるべく崩さないように心がけたいと思っている。

 尻に火がついているわけでもあるまいに、それほどあせる事はないだろう。なにせつい先月までのべ半世紀以上政権を握っていた某政党などは、結党時にかかげた「現行憲法の自主的改正をはかり、また占領諸法制を再検討し、国情に即してこれが改廃を行う。世界の平和と国家の独立及び国民の自由を保護するため、集団安全保障体制の下、国力と国情に相応した自衛軍備を整え、駐留外国軍隊の撤退に備える」という公約さえ実行できないでいたくせに、大きな顔をして日本の切り盛りを続けてきたのだから(笑)。
テーマ:日記 - ジャンル:日記

♪あ〜っちっち〜 あ〜っちっち〜
 今さらこんな事を言うと笑われそうだが、「地球温暖化問題」というのがよくわからない。
 わからない、というのは「解らない」のでなく、どちらかというと「判らない」のである。
 空気中の二酸化炭素が増えると、温室効果によって世界全体の気温が上昇する、というところまでは説明されれば、なんとなく理解できる(ように思える)。判断に苦しむのは、「それが本当に悪いことなのだろうか?」という点なのだ。少なくとも、いま世界じゅうが核拡散や地域紛争やテロや経済危機をさしおくような勢いで大騒ぎし続けるほどの、緊急事態であるようにはどうも思えないのだ。

 子供の頃の学習雑誌や漫画雑誌の空想グラビア記事には、必ず「これが未来都市だ!」という科学の進歩を絶賛するようなものと並んで、悲惨な未来を描いたものに人気が集まっていたような記憶がある。中でも「第三次世界戦争後の地獄図」と、「必ずまたやってくる氷河期」というのは、破滅ものの定番とも言うべきメジャーなテーマであった。吹雪の大平原をマンモスが闊歩し、残り少なくなった人類が廃墟の片隅で細々と火を焚きながら生き延びようとしている絵図などは、寒さが苦手で風邪ばかりひいている子供であった筆者にとっては、いまだに強烈な恐怖の記憶として脳裏に焼きついていたりする。

 それが三十年もたつと、地球が温かくなりすぎて危ないなどと人類ぐるみで心配するようになるのだから、世間の風向きも変われば変わるものであると感心せざるをえない。筆者などは単純に、「夏暑いのは少々かなわんが、冬あたたかいのは結構なことじゃないか」と思ってしまうのだが。実際、冬が寒すぎて死んでしまう人は大勢いそうだが、夏に暑すぎて死ぬ人はぐっと少ないように感じられるし。第一平均気温が上がれば、冷害も減って作物がよくとれるようになるじゃないか、とも思う。
 極地の氷がとけて水が増えるなら、何とかして暑くなりすぎる地方に回せば干ばつも減るし、海水面が上昇して陸地が減ると言っても、年数センチ程度のことなら防波堤を作るとか、内陸に多層都市を作るとかの対策も、数十年数百年というスパンでなら充分可能であるようにも愚考する。少なくともいま全世界が「温暖化対策」についやしている全エネルギーをもってすれば、気候変動に対応した居住空間の確保などは、たやすいのではないかと素人目には見えてしまう。

 そんなひねくれた事を考えていたら、似たような事を提唱している人はけっこう大勢いるらしい。まあ論者の大半は露骨に、産業の発展を止めたくない「環境より経済優先」という意図が見え見えな、「財界の男めかけ」(by青島幸男・・・いや、女性もいるからこの表現は適切ではないかw)めいた御用学者であるようだが、中にはなかなかの説得力で、地球温暖化論にまっこうから疑問を呈している知的で良識的な論者もいる。

 中でいちばん説得力があったのは、植物を中心とした「食物連鎖」「炭酸ガスの循環」という観点から、地球温暖化は人類にとって必ずしもマイナスではないという理論だった。簡単に言うと気温の上昇と二酸化炭素濃度の上昇は植物の生育にとってプラスであるから、それらが栄えればこんどは光合成によって少しずつ炭酸ガスを減らしていく、というのである。
 もっともこの論者は、だから環境問題を深刻に論じる必要はない、と結論づけているのでは決してない。逆に「大気汚染と水質汚染は、かんじんの植物を殺す」という理由でもって、温暖化対策よりまずそれらの防止が喫緊の課題であると提唱しているのだ。筆者にとって目からウロコ、であったのは「世界でいちばん二酸化炭素を摂取して酸素を吐き出している植物相は、熱帯雨林でも牧草地でもなく、海水中の植物性プランクトン群である」という一節であった。
 なるほど、その観点から言えば「エコカーやエコ家電を買う」ことよりも、「海水を汚してプランクトンを殺したりしないように合成洗剤を使わない」ことなどの方が、よほど温暖化対策に貢献しているような気がしてくる。

 とりあえず、温暖化対策にもろ手をあげて賛成するにせよ、疑問を呈して別な環境保全を模索するにせよ、「今年の夏は暑いなあ」「地球温暖化だからねえ」という呑気で非論理的な会話を人前でかわすような恥をかかないためにも、おこたりなくひと通りの勉強だけは続けていかねばと思うきょうこの頃ではある。
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♪ぺぃ〜ぱ ば〜っく らいた〜
『自民党の森喜朗元首相に善戦し、比例で復活当選した民主党の田中美絵子氏(北陸信越ブロック)は「ふるさと石川県のため、日本の明るい未来のために全力で頑張ろうと気持ちを新たにした」と笑顔で話した。4日発売の写真週刊誌に掲載された「コスプレ風俗ライターの過去」についてはこの日、文書で「仕事をいただいたのは事実」「取材スタイルや記事内容などは、エンターテイメントとして編集部の方で指定ないし作成されたもの」と説明した』(スポーツ報知2009年9月6日の記事より引用)

 筆者は民主党政権の今後に少なからず危惧を抱いている者のひとりであるが、とりあえず田中美絵子議員はひいきにしたいと思う(笑)。彼女ならおそらく児童虐待防止を口実に、エロメディアを盲目的に取り締まろうなどというアグネス・・・でなくヒステリックな法案などに、少なくとも意味もわからず賛成票を投じることはないだろうから。

 ところでスポーツ読・・・じゃなかった報知は、このところ彼女の過去の職歴を暴くことに異様に熱心なようで、ここ数日の見出しにいいようのない悪意を感じてしまうのは、エロライターである筆者のひがみであろうか。
「田中美絵子氏はコスプレ姿でSM女王取材の風俗ライターだった」(9月4日)
「風俗ライター報道で田中美絵子氏事務所大忙し」(9月5日)
「田中美絵子氏 風俗ライターの過去認めた」(9月6日)

 どうやらスポーツナベツ・・・・ではなく報知の記者氏の感覚では、ろくに取材もせず風聞や圧力によって与太記事や提灯記事を書き散らすより、熱心に取材をして風俗原稿を書くことの方が、おそれ多くも元首相閣下と対等に争ったり、あまつさえ国会議員になるなどとんでもないと言わんばかりの、非常に恥ずかしい経歴であるらしい。

 ちなみに日本国憲法第22条第1項。「何人も、公共の福祉に反しない限り、居住、移転及び職業選択の自由を有する」 同14条第1項。「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分または門地により、政治的、経済的または社会的関係において、差別されない」
 おそらくスポーツ渡辺・・・・もとい報知の入社試験には、日本国憲法を理解しないと解けない問題は、かつて出たことがないのだろうと思われる。・・・・いいなあ、楽そうで(笑)。

 さてこのほど、ご当人が過去の職歴を「それがどうした」といわんばかりに認めてしまったわけだが、あす以後スポーツ呆痴・・・ならぬ報知は、どのようにこの件について続報していくのか注目したいところであるが、たぶんもう追及する方法も口実も意味もなくなって、続報など載らないであろう方に筆者は百万ドルかけてもいい。ジンバブエドルだが(笑)。
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♪まね〜まね〜 たくさんほしいわ〜 ざっつほわっとあいうぉんと
*アフラトキシン・・・カビ毒(マイコトキシン)の一種。主に肝細胞癌を引き起こす原因物質として知られている。動物実験では15μg/kgのアフラトキシンB1を含む飼料で飼育されたラットが全て肝臓癌の発生を示すなど、非常に発ガン性が強い事が分かっている。調理では分解せず食品中に残る。(ウィキペディアより抜粋引用)

 ちなみにこのアフラトキシンによる「汚染米」「事故米」が少なくとも数年にわたって一般の市場に流通し続け、昨年(2008年)にいたってようやく発覚し、マスコミをにぎわせた事は記憶に新しい。ただ報道では「農薬」による汚染だけが声高に言われ、このアフラトキシンを含む「カビ毒」については、なぜかあまり詳しく報じられなかった。
 ちなみにこれらの汚染米が流通しだした時期と、これもなぜか西日本でだけ肝臓癌の患者が大幅に増えだした時期とが一致するという、既存の統計結果を用いた記事をどこかで読んだ記憶がある。もし事実だとすれば、薬害エイズや薬害肝炎に匹敵する大事件と言えるはずだが、これまたなぜかマスコミで取り上げられることは全くなかった(興味のある方は検索すれば、この件に関する文章をすぐ読めると思う)。

 というわけでいったんは「農水省に責任はない」とか寝ぼけたセリフをしらふで言い放った当時の事務次官が、曲折のあげく辞任に追い込まれたのが、確か去年の今ごろだったかと記憶しているが、つい昨日ニュースサイトで興味深い記事を発見した。

『事故米不正転売事件で引責辞任した農林水産省の白須敏朗・前事務次官(58)が、水産庁が所管する社団法人「大日本水産会」(東京都港区)の会長に就任したことが分かった。民主党は「官僚の天下りのあっせんの全面禁止」を掲げており、政権発足前の駆け込み人事とみられるが、農水省は公表していなかった』(毎日新聞2009年9月2日付の記事より引用)

 これは露骨な私怨になるが、ガンを患って苦しんだ家族・身内・知人を一人ならず持っている身として、筆者は日本人最大の美質である「恥」という概念の薄そうなこのお役人様に、以前薬害エイズ事件で中心人物とされた安部某が国会に証人喚問された際、傍聴人の一人に投げつけられた「ひ***し」という言葉を慎んで進呈したいと思う。
 もちろんこの言葉はこの人物だけにぶつけられるべきでなく、関係者および責任者一同に進呈されるべきであるのは重々承知しているが、とりあえず貧乏人の一人としては真っ先に、「反省している様子も見せず、うまい汁を吸いまくっている」らしい彼に代表として受け取ってほしいのだ。もちろんこれも露骨な私怨を込めて(笑)。



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